カウンセリング 音楽カフェ 自由の子 ! の日記
-
強迫行為
2014.12.08
-
OCDの人は,これらの観念や行為は全く自己の意志に反するものと感じています。それらが無理やり割り込んできて支配を開始するかのように感じられます。 しかしOCDの人の場合は,それらが執ように繰り返し出現するので,正常な生活が乱され,不安が大いに募り,うつ状態になることもあります。この病気で苦しんでいるある人は,「精神的な闘いが絶え間なく続くので,自殺を考えることもあります」と言っています。ある医師は,OCDによる行為を「脳内短絡」の結果であると述べています。脳内短絡の際には,感覚器の情報は伝達せず,「プログラムは何度も何度も作動します」。この反復実行はなぜ起きるのでしょうか。だれにも確かなことは分かりません。神経伝達物質のセロトニンが関係しているようですが,脳の他の領域も考慮されています。幼いころの経験が,もしかしたら遺伝素質と組み合わさってOCDを引き起こすのかもしれない,と言う人もいます。 助けを差し伸べるためにまず,あなた自身の態度をチェックする。あなたが,患者は弱くて怠惰で頑固だと考えているなら,患者は必ずそのことに気づき,改善を図ろうという気持ちにならないでしょう。● 患者と話をする。患者が何と闘っているかを知るようにします。率直で正直な,信頼の置ける友を持つことが,OCDの症状を制御する第一歩となることがよくあります 比較しない。OCDの患者は,患者でない人が感じない,圧倒されるような衝動を感じます。ですから,あなたが自分の衝動にどう対処するかを述べることは,一般に効果的でありません 患者が現実的な目標を設けて達成するよう援助する。一つの症状を取り上げて,それを克服するための一連の目標を書き出します。最も簡単に達成できそうな目標から始めます。一例として,特定の時間より長くシャワーを浴びないという目標があるかもしれません。● 進歩を褒める。褒められると,正しい振る舞いも増えてゆきます。どんなに小さな進歩であっても,進歩の各過程は重要です。
